物語
実は、ホーローは少しセンチメンタルで、ガラスのように脆く繊細な心の持ち主だ。その天性ゆえに、愛情を抱いたアニマや人間には思わず近づいてしまうのだが、相手の何気ない言葉に傷つき、ひどく思い悩んでしまう。――自分の配色のコントラストは強すぎるのではないか?琺瑯のように艶やかなこの羽は、花びらほど柔らかくないのではないか?そうしてすっかり落ち込み、草木に身を潜めては他者の接近や接触を避けるようになる。…もっとも、誰かが真摯で情熱的な称賛を贈ってくれれば話は別だ。もしそうなれば…ホーローはきっと顔を覆い、触角がこんがらがってしまうほどに照れてしまうことだろう。








